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設立趣旨

地域を取り巻く変化への対応

我が国は少子高齢化による人口減少、地域間や国際間の競争激化、グローバル化による大交流時代の進展、環境問題の深刻化など大きな時代の変化にさらされるとともに、平成の大合併による市町村再編によって、各地域が新たな行政の枠組みの中で将来を見据えた発展の道筋を探る必要に迫られています。静岡県中部地域も例外ではありません。

中部地域のインフラや地域資源を活かした魅力創出

人口70万人を抱え、県都である政令市の静岡市は、国が出先機関、大企業が支店を構えて行政、経済活動の中心的な位置を占めるばかりか、インフラにも恵まれています。焼津、藤枝、島田、牧之原、御前崎市などの志太榛原地域も企業進出が進み、開港した静岡空港の臨空地域に位置付けられています。

しかし、中部地域は恵まれた立地条件にありながら、10年後の姿を想像する時、懸念する声が少なくないのも事実です。国、県の施策への依存体質が強い上に、地域全体が豊かさを享受できているためか、地域自体の構想力と構想実現の意志・努力が不足していると言わざるを得ないからです。道州制論議も現実味を帯びる中、中部地域がこのままでは中部地方の道州内で存在感を失うか、最悪のケースでは東、西のそれぞれの道州に中部地域が分断される可能性も否定できません。

急務となっているのは、静岡・志太榛原の中部地域がいかに拠点性を高めるかにあります。そのためには、例えば、中部横断自動車道の開通に向けた運動強化を含め、恵まれた陸海空の交通基盤をフルに生かし、中部地域を人、モノの通過点から結節点へ転換させることや、豊かな自然や歴史・文化の香り高い都市の魅力づくりなどに全力を挙げる必要があります。

中部地域のインフラや地域資源を活かした魅力創出 中部地域のインフラや地域資源を活かした魅力創出 中部地域のインフラや地域資源を活かした魅力創出

中部地域の持続的な発展をプロデュース

中部地域の拠点性を確立するためには、民間側が行政を動かすとともに、県民、市民に情報発信していくことが不可欠です。中部地域には経済、地域団体が数多くあります。ただ、それぞれに活動し、連携が薄いのが実情ではないでしょうか。各団体とのネットワークを築き、民間や公設の研究機関、大学の調査・分析の協力も得ながら、民間側が足並みをそろえた提言を行っていくことが有効と考えます。

そこで、賛同していただける企業など官民各界のリーダーによって新たに「静岡県中部未来懇話会」を組織し、中部地域の持続的な発展を目指し、諸課題の解決に向けて取り組んでまいりたいと思います。ご理解の上、ご参加、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

中部地域の持続的な発展をプロデュース

中部地域の拠点性を確立するためには、民間側が行政を動かすとともに、県民、市民に情報発信していくことが不可欠です。中部地域には経済、地域団体が数多くあります。ただ、それぞれに活動し、連携が薄いのが実情ではないでしょうか。各団体とのネットワークを築き、民間や公設の研究機関、大学の調査・分析の協力も得ながら、民間側が足並みをそろえた提言を行っていくことが有効と考えます。

そこで、賛同していただける企業など官民各界のリーダーによって新たに「静岡県中部未来懇話会」を組織し、中部地域の持続的な発展を目指し、諸課題の解決に向けて取り組んでまいりたいと思います。ご理解の上、ご参加、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

東部・西部地域との連携による全県の振興

静岡県中部未来懇話会は、中部地域の結束力を高めるとともに、県東・西部地域と連携することにより静岡県全体の振興を図ることを目的の柱とします。地方分権の推進、医療・福祉、教育など、東、西部とも連携しなければ解決できない課題も多々あります。これらの課題解決については、静岡県中部未来懇話会がイニシアティブの一翼を担い、各地域の提言団体と手を携え、県全体の振興策に取り組みます。

東部・西部地域との連携による全県の振興

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